はてなブックマーク - 私が家族と育児にこだわる、もう一つの理由
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私が家族と育児にこだわる理由」という記事に大変大きな反響をいただきました。ありがとうございます。

育児への姿勢は、よく周りからも褒められます。義理の妹や、保育所のママ友、奥さんの友達。みんな自分の旦那にも、私のようになってほしいと言ってくれます。理想の夫、理想の父親だと、、、。

たしかに話を聞くと他の旦那さんと、私の家族と育児への関わり方とは違うようです。でも、それがおかしいとはまったく思いません。むしろそれが普通の夫であり、父親の姿だとさえ思います。

正直に言うと、実は褒められても、うれしくありません。そして私のような夫や父親になってはいけないとさえ思います。

それは自分がマイノリティであり、そして異常な人間だからです。

私が家族と育児にこだわる理由が、前回のエントリー「私が家族と育児にこだわる理由」で書いた死生観だけではなく、飢えや渇き、そして私怨に近い感情に支えられているからです。

この事を書くべきかどうか、この瞬間も悩みながら書き進めています。ただ、都合の良い綺麗な所だけを見せてしまう事にも違和感を感じるので、ありのままをさらけ出してみようと思います。

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両親の事

私は、自分の父親と母親が嫌いです。嫌悪し憎悪しています。理由は沢山ありすぎて、ここでは書ききれません。

私のアイデンティティはここにあります。14歳の時の「父親と母親のような人間には死んでもならない」という決意が、アイデンティティの起点です。

産んでくれた事、育ててくれた事に感謝はありますが、人間として一切尊敬ができない。同じ血が自分にも流れている事にどうしようもないほどの嫌悪感があります。

結婚した事で「あんな夫婦には死んでもならない」子供を授かったことで「あんな親には死んでもならない」という決意に変化していきましたが、この思いは今も変わらず、20年以上ずっと私の根幹となって生き続けているものです。

家族と育児にこだわり、良き夫でありたい、良き父親でありたい、良き人間でありたいという思いは、怒りや憎しみ、恨みというドス黒い感情の副産物でしかない事を自覚しているから、褒められてもうれしくないのです。そして私のような夫、父親になんてなって欲しくないのです。

というよりなれるわけもないのです。義理の妹の旦那さんたちは、それぞれの両親と普通に仲が良いのですから。

憎悪の果て

結婚し子供を持てば、両親の立場に近づくので、感謝や尊敬の思いが芽生えるなんて言いますが、私の場合はまったく逆で、余計に許せなくなるばかりでした。

ある日両親はまた、とある問題を仕出かしました。

私はこれをチャンスだと思いました。両親を叩き潰すチャンスです。完膚なきまでに叩き潰して、私の歪んだアイデンティティをここで完結させたいと。

自分で書いてて何ですが、本当に私の心は歪んでいますね。でもこれは紛れも無い事実です。

まずは問題解決の助け舟を出しました。一旦問題は解決に進みます。しかし私はこの段階で、また近いうちに必ずやらかすに違いないという確信がありました。

その時に、一度は助け舟を出し大義名分を得た私が「絶縁」を叩きつける。それが私が描いた、いわば復讐のシナリオです。

実際その確信は現実に起りました。

奥さんと息子たちの存在

しかしその時に両親と縁を切る事はしませんでした。いや出来ませんでした。どんな親でもそれだけは絶対にやっちゃいけないと、奥さんに叱られ、止められたからです。

なんでしょうね、そんな正論言われなくても分かっているし、分かった上での覚悟を持っていたはずだったんですが、奥さんに言われると、なんて言うんでしょうか、改めて心に響くというか、ただ単に奥さんに頭が上がらないだけというか。

ともかく、今現在も縁を切ることはなく、年に数回は孫の顔を見せに行く程度ですが、顔も合わせています。

ただ私の中のドス黒い感情が消えたわけではありません。

しかしある事に気づいてしまいました。父親になった今、このドス黒い感情を吐き出してしまった時、それを息子たちが見たら、知ったら、何て思うのだろうか。

それは「あんな親には死んでもならない」とあれだけ拒絶し嫌悪した、自分の親の姿そのものではないか。自分と同じ思いを息子たちに味あわせてしまうのではないか。

自分と同じ歪んだ人間に息子たちをしたいのか?

それだけは絶対に嫌です。嫌だから今、この感情は表に出す事なく、心の奥底に閉まっています。

息子達にとって父親が祖父母とどう向き合って、どういう答えを出すのか?という問題は、彼らのアイデンティティに重要なポイントになるかもしれません。

私が嫌われたくないからではありません。やっぱり客観的にみれば両親のような大人になりたくないという思いは異常です。

父ちゃんと母ちゃんの間に生まれてきてよかった。

これが極々自然に理屈ではなく体で感じ取っていられる人の方がいいんです。私のように強迫観念に囚われて、家族や育児に異様に固執する父親である必要なんてないんです。

考え続けます

しつこいようですが、ドス黒い感情が消えたわけではありません。今もなお私の心の中にあります。

一番良いのは、両親の心が変わる事だと思います。しかしこればっかりは親子といえど別人格、私が力づくで変える事はできませんし、変わる保障はどこにもありません。

むしろ歳を重ねる事で、意固地になって益々悪化している節さえあります。

その上で、私はどうするのか?息子たちにどんな答えを示すのか?しっかり考え続けないといけないと思っています。ずっと考えていますが、まだ答えは出ません。これからも考え続けていきます。

2012年12月27日

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自己紹介

サムリ。1974年4月生まれ。東京都出身、埼玉在住。アメコミ映画に、仮面ライダー、ロボットアニメが好きな二児の父でフリーランスやっています。詳しいプロフィールはこちら

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