はてなブックマーク - 幼児期の体罰がもたらす取り返しのつかない副作用とは?
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Fist Bump
Fist Bump / Indy Trendy Skits

右手をハイタッチをするように挙げてみせる。

これを子供の前でするだけで、その子が体罰を受けているかどうかが簡単にわかります。

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暴力を肯定する子

保育所に、暴力的な子がいます。言葉よりも先に手が出る。おもちゃで叩く。とにかく乱暴者で先生も手を焼いています。

その子の前で、ハイタッチをするように軽く右手を挙げてみた事があります。

その瞬間、彼は目をつぶり、体を萎縮させ、固まったのです。そうハイタッチをしようと上げる手は、体罰を受ける瞬間に映ったのです。

私は彼に謝り、そして聞きました。誰かにこうやって叩かれたことがあるのか?と。

彼は静かにうなずきました。それ以上問い詰めることはしませんでしたが、おそらく両親のどちらかでしょう。

彼が保育所で暴力的な行動をするのは、親に体罰を受けているからだと私は思っています。

彼は何か悪いことをしたのでしょう。その結果体罰という形で叱られた。そしてその場は終わります。

その悪い事を二度としなくなったかどうかはわかりませんが、そこに親が意図しない事を彼は体で学んでいます。

「力でねじ伏せれば、思い通りになる」

彼に善悪は関係ありません。親が彼の行動なり言動なりを体罰で止めたように、自分の主張を通したければ、親と同じように力でねじ伏せればいいんだと、理屈ではなく体で学んでいるのです。

虐待を受けた子が親になった時に、自分の子供に自らが受けた事を同じような虐待をしてしまう事もこれと同じものがあると思います。

叱られる事から逃げる子

もう一人、身近に体罰を受けている子がいます。私の甥っ子です。

甥っ子は長男と同い年です。彼も衝動的に行動する傾向があり、頻繁に親に怒られています。その際に、父親から言葉よりも先にゲンコツが飛んできます。

体罰を受け続けるうちに甥っ子もまた、学んでいきます。

「いかにして叱られないようにごまかすか」

甥っ子は隠れてコソコソやるようになります。

保育所の暴力的な子と同様に、安易に手を出す傾向はありますが、それをやると怒られることを理解しているので、親たちが見えない所で、隠れてやります。

また何か問題がバレると、叱られる事を恐れ、脊髄反射で他の子のせいにしたり、すぐにばれるような嘘をつく子になっています。

諭す前に体罰を受ける事で、ただ体罰だけを恐れ、避ける事だけに固執する性格になっているのです。

体罰では子供は成長しない

幼児期の体罰は、その瞬間の子供の行動や言動を止める事ができるので、表面的には解決できたように錯覚しがちです。

しかし根本的な問題が何一つ解決していません。親の都合で強引に止めただけになってしまう可能性が非常に高いです。

何がいけない事で、どう改めないといけないのか?その理屈を理解する前に、体罰という暴力に屈しているだけなので、同じ間違いを繰り返す可能性があるだけでなく、ただただ暴力にフォーカスする子供になってしまいます。

自ら暴力で物事を解決しようする子
暴力から逃げるために姑息な行動をする子

幼児期の体罰はこういった副作用を持つ危険なものだと考えます。

まとめ

  • 幼児期の体罰には大反対です。
  • 何が悪いのか、何を直したらいいのか?自分で考え行動できるようになる子になって欲しいのであれば、親は根気よく、諭す努力を怠ってはいけないと思います。
  • 時間がない、忙しい、親にも都合があり理由があります。しかしそれは甘えであり逃げであると自覚し、子どもと向き合える時間を増やす為に、時間のやりくりをもっと上手にする努力をするべきだと考えます。
  • 中学生、高校生の思春期に関しては少しだけ、考え方が異なります。それはまた別の機会に書こうと思います。
2013年1月30日

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自己紹介

サムリ。1974年4月生まれ。東京都出身、埼玉在住。アメコミ映画に、仮面ライダー、ロボットアニメが好きな二児の父でフリーランスやっています。詳しいプロフィールはこちら

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