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ランドセルは海を越えて (シリーズ・自然 いのち ひと)

<伊達直人さん>自分の過去と重なり「子の未来変えられる」 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

「自分の過去は変えられなくても、子どもの未来は変えられる」

私はこのニュースに涙した。

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男性は福岡県出身。母は3歳の時に亡くなり、実父とされた人物には「俺の子じゃない」と言われ、親戚らの家を転々とした。あだ名は「捨て子」「みなしご」。11歳の時に預けられた家で「お前がいるから家庭がぎくしゃくする。謝れ」と言い放たれた。「生まれてきてごめんなさい」と口にした時、「この人生を受け入れよう。大人になったら自分のような子どもの力になろう」と決めた。

怒りや憎しみの思いの全てが消えたわけではないだろう。しかしその思いを踏み越えて、次の世代の光になろうと決意したという。

私はその決意に涙した。

私の中にもドス黒い感情がある。怒りや憎しみ、失望、いろんな思いが今もなお心の中に渦巻いている。

しかし表に出す事は今は一切しない。

二人の息子がいるからだ。

虐待を受けた子が親になり、同じように自分が親になった時同じように虐待してしまうように、これはきっと遺伝してしまう。DNAではなく同じ環境にいる事で、見る事で聞く事で伝わってしまい影響してしまう。

私のような人間に息子たちにはなって欲しくない。妻に似てほしい、妻のような朗らかで優しい人間になって欲しい。私はいつもそう願っている。

妻にも諌められた。息子たちがいない所であれば、吐き出せると、いや息子たちが物心付く前に吐き出し、切り捨て、かたをつければ、この負の連鎖は止められると思っていた時期あった。しかし妻に見透かされ、叱られた。

過去を切り捨てたつもりだが、この怒りや憎しみ、そして失望の根源は過去であり、今だ過去にこだわっている何よりの証拠だった。

妻と息子たちに感謝しないといけない。

そして友人にも。

「自分の未来だって変えられるよ」

その言葉を目にした瞬間、大切なことを思い出した。

そうだ、私たち夫婦に明るい未来をあたえてくれ、変えてくれた事への感謝の思い。そしてこの子自身の明るい未来を支え守るという誓いの思い。その思いをこめて、私は長男に「未来」と名付けたんだ。

こんな大切なことを忘れてしまうほど、私は追い込まれていたんだろうか。余裕を失っていたんだろうか。

息子たちの事を第一に考え行動した時、私は私自身の過去に干渉しない。私も息子たちと一緒に前を向いているから。

息子たちの未来を考える事は、私の未来を考える事と同じなんだ。

若いころに抱き続けてきた空虚感は、妻と息子たちの存在によって確実に埋められているのを感じている。足りなかったパズルのピースがはまっていくように、それはピッタリと私の中にフィットした。

夫になる度、父親になる度、私はプレッシャー以上に、足りないものを埋めてもらえている充足感と安心感、そして感謝の心があった。

私は今まで、この胸のドス黒い感情こそが、私の根幹でありアイデンティティであると信じて疑わなかった。

でもそれは息子たちには絶対に伝えてはいけないもの。

だったらそれは少しずつ小さくしていった方がいいんじゃないか?後ろを振り向く回数は減らしていっていいんじゃないか?

振り向くなら息子たちとの思い出を振り返ればいい。

未来は僕らの手の中にある。

私の家族と一緒に前を向いていこうと思った。

2013年10月30日

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自己紹介

サムリ。1974年4月生まれ。東京都出身、埼玉在住。アメコミ映画に、仮面ライダー、ロボットアニメが好きな二児の父でフリーランスやっています。詳しいプロフィールはこちら

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