はてなブックマーク - 私がギャバンで泣いた本当の理由「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」
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ずばり私は泣いた。え?どこで?とツッコむ声もあると思うが、とにかく私は長男の横で静かに泣いた。

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なぜ私は泣いたのか。その理由をしばらくしてから一人で考えていた。

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子供と感動を共有できるものがあるという事は、素晴らしいことなのではないかと思う。

子供が今、何に興味を持っていて、何が一番好きなのか、それを即答できる事になんともいえない喜びを感じる。

涙の理由とは別に、ここの所ずっと、どうして私はこんなに育児に積極的に関わっているんだろう?どうして子供と感動を共有できる事にこれほどの喜びを感じるのだろう?と、その理由を深く考えていた。

思いを巡らせていくと、一つの答えに行き着いた。

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私は父親と折り合いが良くないから。

具体的な理由については、伏せさせてもらうが、とにかく主人公のように父親への思いというものがない。よって何一つグッとくるものがない。

それは私の父親との親子関係にある。

私には父親と何かを共有したという経験がない。子育てに参加しない父親ではなかったが、いつも彼は独り善がりで、常に自分だけが満足していた。だから実際には共有した事はないし、良い思い出というものがまるで出てこない。

そしてどんな父親か?と語れるほど父親を知らない。(知りたくもないという感情もある。)

私が育児にこだわる理由は、私自身が満たされてこなった事への反動のようなものかもしれないと、気づき始めていた。

ロスジェネ世代は父親不在の世代

ロストジェネレーション世代とその父親の世代の関係は、全員ではないが、似たようなものだと思う。

父親は団塊の世代になる。仕事一筋で、家庭と育児は母親の仕事、男は黙って仕事だけしていればいいという時代の人間だ。家庭を顧みない父親が多かったのではないだろうか。

仕事人間。会社人間。夜は会社の付き合いや接待などで遅くなり、休日も接待ゴルフで家を空ける。

会社こそ、仕事こそが男のプライドであるかのように振る舞ってきた彼らだが、バブルの崩壊と共に失墜する。会社一筋に生きてきたにも関わらず、簡単に会社から切り捨てられた。

社会に居場所をなくし、家にはそもそも最初から居場所など用意されていない、寂しい父親。

そんな父親をロスジェネ世代の多くは見てきたのではないだろうか。そして今、父親になったロスジェネ世代が、育児に積極的に参加する理由は、そこにあるのではないだろうか。

父親がいるのにも関わらず、実質的に父親不在に近い環境で育ち、自身が満たされない思いでいる、それがロスジェネ世代なのではないかと思うのだ。

父親不在を埋めたのは

そんな父親不在の私達の心を埋めていたのは、当時のヒーロー達ではないだろうか。特にギャバンを筆頭とするメタルヒーローシリーズは男臭さ全開の作品が多かった。

主題歌もそうだ。ギャバンの歌い出しは「男なんだろう?」から始まる。男とは?強さとは?力強い父性に満ちた歌は、今聴いても、心が奮える。

私にとってギャバン(一条寺烈)すなわち大葉健二さんは、心の親父だったのかもしれない。

映画で久しぶりに観た大葉健二さんは57歳。しかしその年令を感じさせないギャバン変身前の生身でのアクションのキレには本当にしびれた。

その心の親父が、マーベラスに言うのだ。「大きくなったなあ」と。

そうだ。完全に自分がギャバンに言われている感覚に陥ったのだ。たった一言のセリフだが、理想の父親に自分が認められたような錯覚がそこにはあった。

だから私は涙したのだ。

たかが子供向けの映画だが、私はギャバンのセリフによって、救われ、癒され、そして認められた。

両親の問題、奥さんの度重なる病気、様々な問題も、誰にも寄りかからず、気を貼って一人踏ん張ってやってきたという自負が私にはある。それは誰かに褒められるためにやってきたわけではない。

しかし本当は心のどこかで、そんな自分を見守ってくれる人、認めてくれる人を求めていた事に気付かされてしまった。まさかそれがギャバンだとは思いもしなかったがw

どんな駄作な映画でも、たった一つのセリフやシーンで誰かにとって名作になりうるものだが、この作品はまさに私にとって最高の名作となった。

この次は是非、ギャバン、シャリバン、シャイダー揃い踏みが見たいものだ。

まとめ

ギャバンをリアルタイムで観てきた人には、本当に胸熱な映画だと思う。「ギャバンダイナミック」を見た時には、おもわず「出たーー!!」と大喜びで声に出してしまった。

まだという方は是非、劇場へ!

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2012年2月9日

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自己紹介

サムリ。1974年4月生まれ。東京都出身、埼玉在住。アメコミ映画に、仮面ライダー、ロボットアニメが好きな二児の父でフリーランスやっています。詳しいプロフィールはこちら

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