はてなブックマーク - 私が大家族もののドキュメンタリーが大嫌いな4つの理由
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One Big Family
One Big Family / Chris Barker

ビックダディの整骨院が閉鎖…小豆島離れ一家離散へ( ビックダディ) – 女性自身[光文社女性週刊誌]

3月14日の午後7時、香川県小豆島にある“ビッグダディ”こと林下清志さん(47)の整骨院が閉店した。06年9月にスタートした『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)は、大家族ドキュメンタリーとしては異例の長寿番組で8年目に突入した。

多くの人は、これを意外とは思わなかったんじゃないでしょうか。

最早ビッグでもなければ、痛快ですらない、ただの無知で無計画で頑固なおっさんでしかない事が露呈してしまった通称ビッグダディ。

私は兎にも角にも、大家族もののドキュメンタリーが大嫌いです。

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理由1:そもそもドキュメンタリーじゃない

ドキュメンタリーとは – はてなキーワード

実在の出来事を、虚飾を交えることなく記録/再構成した、映像・写真・文章。

まったく介入しない事は不可能ですが、大家族ものに限らず、日本のドキュメンタリーものの多くは、対象物に対して過剰に介入し、干渉し、誘導している節が多分に感じられます。

それは最早ドキュメンタリーと謳っているだけの、フィクションでしかありません。

理由2:取材を通して何を視聴者に伝えたいのかが皆無

しかし、面白おかしく手を加えるくせに、子沢山の大家族を取材する事で何を伝えたいのかという根本的なテーマを感じません。大家族ものは数字(視聴率)が取れる。だからやる。それだけしかないのでしょう。

視聴者に何を伝えたいのか?何を感じて欲しいのか?対象物に干渉はしないが、事実を再構成する事で、作り手として何を訴えたいのかを構築するのが仕事のはずです。しかしそれがないのです。

理由3:トラブルと不幸を喜ぶ視聴者

作り手は何も意図していないとしたら、見る側は何を感じ、何を楽しんでいるのか?

それは「隣の芝は青い」の反対なんだと思うのです。要は大家族達のトラブルを楽しんでいるのです。

そしてアレと比べたら、自分たちはまだマシな方だとホッと胸をなでおろしているのです。他所の家庭の事をあーでもない、こーでもないと好き勝手言える事に喜びを感じている視聴者にも不快感があります。

理由4:家庭を持つ事に夢を持てなくなる結果ばかり

彼らはマイノリティ中のマイノリティです。しかしテレビの影響力はあまりにも大きすぎます。

大家族もので円満のうちに完結したケースはほとんどありません。大概がトラブルを抱えた状態が見え隠れして、うやむやの内に終了してしまいます。

今回のビッグダディもおそらくそこに行き着くことでしょう。

未婚者がこれを見て、結婚に憧れを持つでしょうか。家庭を持つ事、子供を授かる事を目指すでしょうか。

少子化問題が叫ばれる現在、子沢山の大家族は称賛されるべきでしょう。しかし、それは夫婦が子供たちを経済的にも精神的にも責任を持って守れる場合に限ります。

その先が一家離散になるような状態では、親失格ですよ。同じ親として腹立たしい事この上ないのです。

大げさかもしれませんが、異常な大家族を見せつけられた結果、多くの若者が家庭を持つ事に良いイメージを感じられなくなってしまう事に危機感を感じるのです。

あ〜結婚って面倒くさいな。子供って面倒くさいな。お金も時間も自由にできる一人のほうがいいなあ。

そんな若者が増えれば、少子化は加速するばかりです。

家族っていいな。そう思えないドキュメンタリーなら、私は反対です。あんなもん見ている暇があったら、自分の家族と会話します。子供たちと一緒に遊びます。子供たちに絵本を読み聞かせします。

作る方も、観る方も、そして出演する方もどれも皆、私には異常に見えます。

いつも思うのは、それに巻き込まれる出演する子供たちの事です。歪む事なくまっすぐに育って欲しいと願わずにはいられません。

2013年3月20日

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自己紹介

サムリ。1974年4月生まれ。東京都出身、埼玉在住。アメコミ映画に、仮面ライダー、ロボットアニメが好きな二児の父でフリーランスやっています。詳しいプロフィールはこちら

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