はてなブックマーク - 昭和から平成へ、父から子へ伝えなくてはいけない事〜オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー〜
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レッツゴー仮面ライダー

長男と二人で、オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダーを観てきました。

(途中、ネタバレを含む内容がありますのでご注意ください。)

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子供よりもパパが興奮する傑作

オーズ、電王、初代仮面ライダー1号の三本柱を軸にして、クライマックスには、昭和と平成の新旧仮面ライダーが総出演する、仮面ライダーファン必見の娯楽作です。

初代仮面ライダーはもちろんの事、電王も分からない長男は、途中飽きてしまうシーンがありましたが、私は最初から最後まで大興奮。

サプライズゲストとして、キカイダー、イナズマン、快傑ズバットまで登場して、完全にパパ世代を狙った作品でしたね。

それでもラストは、長男の最大の関心事「タマシーコンボ」が登場して、最終的には長男も大満足だったみたいです。

昭和ライダーが平成ライダーに託したバトン

ハッキリ言ってしまうとストーリーは最初から最後まで破錠していたといっていいほど、無茶苦茶です。ストーリーだけを評価すると、いくら子供向けといっても最低がつくレベルだと私は思いました。

しかしその根底にあるテーマには、非常に胸を打つものがありました。

歴代の平成ライダーを振り返ってみると、私個人としては「これは果たして仮面ライダーといっていいのだろうか?」と疑問符の付く作品がいくつかありました。

ライダー同士が自分の欲望の為に戦い合ったり、戦う動機が個人的すぎたり、正義と悪の境界線が曖昧だったり。娯楽作品としては面白かったのですが、これを石ノ森先生がご覧になったらどう思うだろうか。そんな風に感じていました。

ところが、前作「仮面ライダーW」から、なんだか変わってきたように私は思いました。

石ノ森先生の他作品「キカイダー」のデザインをオマージュしたり、昭和ライダーの特徴だったマフラーが復活したという事だけでなく、「風都という街を守る」という使命を貫く姿や、現在放送中の「仮面ライダーオーズ」の主人公「火野映司」が、善か悪かという判断よりも先に、目の前にいる困っている人、弱い人の為に諦めないで手を差し伸べる姿に、かつての昭和ライダーの精神を感じたのです。

原点回帰。

平成ライダーが10年を超え、次なる10年を目指して、上っ面の冠ではなく、石ノ森先生が考えていた本当の「仮面ライダー」とは、一体何なのか?という事を昭和ライダーからもう一度学び直そうとしているのではないか、と思ったのです。

弱きを助け
悪を挫き
正義を貫く
そして決して諦めない

そんな昭和の仮面ライダーの熱い「魂」を、平成の仮面ライダーが今必死に受け継ごうとしているのではないか。そして、その確固たる決意がこの「レッツゴー仮面ライダー」に込められているのではないかと思いました。

リンクしていく震災への思い

少し話がそれますが、Tumblrで以下の画像を見つけて、ハッとしました。

もしヒーローが現実に存在したら、きっとこの画像のように、被災地に駆けつけて、多くの人を助けるのだろうと思いましたし、こんなヒーローが実在してくれたら、と願わずにはいられませんでした。

「レッツゴー仮面ライダー」の中で、電王のオーナーが以下のようなニュアンスのセリフと言っていたと思います。(たしか)

仮面ライダーを望む、一人一人の思いを変えることはできない。そしてその思いがある限り仮面ライダーは何度でも蘇るのです。

そのシーンで公開処刑を見つめるだけの民衆が、一斉に歓喜の声を上げ仮面ライダー達を援護しようと立ち上がるのです。

歴代仮面ライダーの登場にも感動しましたが、実はこの民衆の熱い決起にライダー以上の感動と興奮を感じました。

ショッカーという困難に立ち向かうライダーと民衆の姿に、今震災に立ち向かっている人々の姿がダブってしまったんです。

私たちは一度はヒーローに憧れ、自分もいつかヒーローになりたいと思ったものです。しかし現実にヒーローになった人はいません。この世に超人的な力を持ったヒーローはどこにもいません。

同時に悪の秘密結社も存在しません。しかし、それに匹敵するくらいの困難はこの世に沢山存在するのです。震災はまさに、これ以上ない大困難といえるでしょう。

仮面ライダーは存在しないのに、ショッカーに匹敵する困難は存在する。一体どうやって立ち向かったらいいのか?

仮面ライダーは現れないけれど、それでも私たち一人一人が映画の民衆のように立ち上がるしかないのだと思いました。

弱きを助け
悪を挫き
正義を貫く
そして決して諦めない

個々の力は弱いけど、仮面ライダーの精神を持って、皆でその力を結集すれば仮面ライダー1人分くらいの力を出せるかも知れません。

「レッツゴー仮面ライダー」を見て、昭和の仮面ライダーから、私も大切なバトンを渡されたような気がしました。

そして父から子へ繋ぐバトン

昭和ライダーが平成ライダーにその精神(魂)のバトンを渡したように、私もまた次の世代である息子たちに、バトンを渡さないといけない存在だという事を改めて感じました。

出来ることなら言葉ではなく行動で、生き様で伝えることができたら最高ですよね。

仮面ライダーにはなれないけれど、仮面ライダーのように強くありたいと願い、そして目指し、子供達からカッコイイと心から言われる存在になりたい。

息子にバトンを渡すに値する人間になりたいと強く思いました。

まとめ

荒削りでツッコミどころ満載ですけど父と子で観る映画としては最高傑作だと思います。是非、親子で仮面ライダーを熱く語り合って欲しいと思います。

2011年4月18日

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自己紹介

サムリ。1974年4月生まれ。東京都出身、埼玉在住。アメコミ映画に、仮面ライダー、ロボットアニメが好きな二児の父でフリーランスやっています。詳しいプロフィールはこちら

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