はてなブックマーク - ウォーキング・デッド シーズン4の前半を終えて
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ウォーキング・デッド シーズン4の第8話までを観終えた。

ちょっと思った事をオチもなく、だらだらと、、、。

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ニックとガバナーは似ている。

大切な人を失い、正気と狂気の間を彷徨う。

恐らくその果てに、ガバナーは狂気の側へと完全に渡ってしまった。ニックも妻を失った時に狂気の側へと堕ちていきそうになった。しかしそうならずに済んだのは残された家族や友と呼べる存在が側にいたからだと思う。

原作では本来死んでいるガバナーを生かしたのには、それなりに理由があると思った。

第6話「葬られた過去」で、狂気に走ったガバナーの魂が浄化され再生されるかと思われた。完全な善人も、完全な悪人もどこにもいない。人はたやすく、どちらにも傾く。それならガバナーにも、再生のチャンスが転がっているかもしれない。

ガバナーの心に平穏が宿り、慎ましく暮らし姿を消す。そんなエピソードになっても良いのではないか。

だってガバナーも、こんな世界になる前は、普通の平凡な父親だったはずだ。

原作と異なっていてもいいと私は思った。

しかし過去は変えられなかった。

かつての部下、くすぶる過去の記憶、うずく右目の傷。そして再び対峙する事となるニックの存在。否が応でも醜い己を浮かび上がらせる。

再生のチャンスは沢山あった。

幼い少女の存在。変化を受け入れようとする元部下。共存を提案するハーシェルとニック。

本当は変わりたかったのかもしれない。だが同時に変われないことも分かってしまったのかもしれない。

少女の死にも心は動かなかった。そこに絶望すらなかった。「ほら見たことか」とばかりに淡々と己の狂気を前進させた。

シーズン3の段階でガバナーが死んでいたら、観る側としては痛快だったかもしれない。

第6話と第7話を経て、この結末を見てしまうと、なんともいえない後味の悪さを感じてしまう。

もしも元部下と再会しなかったら

もしも元部下との共存を受け入れていたら

もしも車で母子と共に脱出できていたら

もしもリックの最後の提案を受けれ入れていたら

そう思わずにはいられない。

ガバナーもまたシェーンと同様に、この世界の犠牲者なんだと思い知らされる。

過去は変えられない。時に呪いのように自分にまとわりついてくる。逃げる事も、捨てる事もできない。人間はいつでも変われると言うが、そう簡単なものでもない。

今日から生まれ変わろうと誓いを立てても、自分の内面と向きあおうとする時に必ず過去が干渉してくる。

変わりたいと願う自分の最大の敵は、過去を引きずり続ける自分自身なんだよな。ちょっと他人事じゃないんだよな、こういう部分って。

できれば、ガバナーでなくリックのようにありたいと思う。

2013年12月13日

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自己紹介

サムリ。1974年4月生まれ。東京都出身、埼玉在住。アメコミ映画に、仮面ライダー、ロボットアニメが好きな二児の父でフリーランスやっています。詳しいプロフィールはこちら

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