はてなブックマーク - 子供だましと侮る無かれ!レゴを愛する全ての親子に捧げる最高の映画「レゴムービー」
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私は幼少時からレゴを与えられ育ってきた。レゴには他のブロックにはない深みがある。

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まずはマニュアル通りに組み立てて「完成品を楽しむ」。

建物や乗り物、その完成度には目を見張るものがある。車や宇宙船、海賊船、それらは既成のオモチャとなんら遜色がない。

レゴには明確なストーリーは存在しない。縛りはないが、町、宇宙、海賊、中世、と大まかなテーマにそって発売されていて、子供達の自由な発想を刺激する。

自然と遊びながらストーリーが生まれてくる。「物語を作る楽しみ」がレゴにはある。

そして最後に、全ての完成品をバラバラにしてひとまとめにして、マニュアルを見ずに「自由に創りだす楽しみ」が待っている。何にも縛られず、ゼロから何かを作り出す喜びは、それがブロック遊びであっても、何にも変えられない最高の体験だ。

私はレゴから多くの事を学んだと思っている。だから子供達にも自然の流れでレゴを買い与えた。我が家は親子二代でレゴファンなのだ。

予告編から漂う子供だまし感に躊躇

そのレゴが映画になった。当然私はチェックしていたし、親子で観に行こうと思っていた。しかしこの予告編を見て心が萎えてしまった。

チープな流行語を散りばめた、くだらなさ全開の予告編を見て、一気に観る気が失せてしまった。

こういう吹き替えを入れる時は、だいたい元の作品がつまらないのをカバーする為と相場が決まっている。これは観る価値がないと判断したのだが、子供達が黙っていなかった。早く観たい!DVDを借りてくれ!とかなりしつこかったので、渋々TSUTAYAで借りてきて父子三人で観たのだった。

予想外の面白さ

他所のレビューなども一切見ておらず、予告編でつまらないに決まっているという烙印を勝手に押してしまった状態だったが、それは見事に裏切られた。

まず実際の作品の吹き替えは、予告編の吹き替えとはまったく違っていた。いやー、予告編で損しているよ。誰だ!あんな予告編作ったのは!!!

と、予告編の愚痴はさておいて。

まずレゴの質感が素晴らしい。CGで制作されているが、本物ソックリの質感に驚いた。これだけで私達親子は引きこまれてしまった。

お父さん世代のツボも抑えている所にも唸ってしまう。その1つがレゴ・スターウォーズが出る前に展開されていたレゴの宇宙シリーズのミニフィグ。

劇中には青い宇宙飛行士が登場するが、ヘルメットのパーツが割れて、少しズレている。これ、当時遊んでいた人なら「そうそう!そうなっちゃうんだよね!」と頷いてしまう、あるあるネタ。

子供達は、コミカルな展開にもう最初から最後まで釘付け。バットマンが登場し、パトカーをベビーカーに変形させてしまうシーンでは爆笑していた。途中テンポが落ちると、子供達は飽きてしまう事があるのが、レゴムービーにはそれがなかった。

そしてやってくる想定外の結末

このままレゴが動くだけの映画としても十分良かったと思うが、この作品はそれだけでは終わらなかった。物語は、とんでもない方向に急展開を見せる。

クライマックスは、レゴを愛する父と子の物語へと一気に変化する。

そこには、私と息子達、特に長男の姿がダブって映る。

私は長男に与えるレゴとは別に、個人的にレゴ・スターウォーズを数点持っていた。完成品の状態で保管し、大切に仕事部屋に保管していた。長男にその存在がバレると、当然遊びの対象となる。勝手にパーツをバラバラにしようとしたり、自分のレゴのパーツを付けようとしたり。

「やめてくれ〜これは父ちゃんのレゴなんだよ〜」

まさに私も劇中に登場する「おしごと社長(大王)」だった。

私はすぐにその過ちに気づけた。私は所有するレゴ・スターウォーズを全て長男に譲り渡した。

「今すぐバラバラにしていいし、自由に好きなように遊んでいいよ」と。

今では、どでかいバケツのような収納箱に、数多くのレゴのパーツの中に埋もれてしまっている。何度も何度も遊んでいるから、いくつか紛失したパーツもあるだろう。もう完成品を再現する事はできないだろう。

もうそんな事はどうでもいい。

マニュアルを一切見ないで、次々に作る長男と次男の作品達の方が、面白くて格好良いからだ。そして一心不乱に黙々と作る時の目の輝きが素晴らしいからだ。

そう、レゴは「完成品を楽しむ」だけではもったいないんだ。そしてどんなに高いクオリティだとしても、やっぱりレゴは子供達のものなんだ。

まさか、まさか、レゴムービーで感動するとは思わなかった。見終えて、子供達は笑えた〜面白かった〜とニコニコだったが、私は一人ジーンっとしてしまったww

ただ単にレゴを動かした映画ではなく、レゴへの愛に満ち満ちた作品。

是非、親子で見て欲しい。特に自分も子供の時にレゴで遊んだというお父さんには最高の作品となると思う。

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2014年12月29日

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自己紹介

サムリ。1974年4月生まれ。東京都出身、埼玉在住。アメコミ映画に、仮面ライダー、ロボットアニメが好きな二児の父でフリーランスやっています。詳しいプロフィールはこちら

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